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頭をひざにつけるだけではない!ジャーヌ・シールシャーサナ

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こんにちは、逗子でヨガの練習生ようこです。
2019年3月9日(土)、逗子文化プラザ市民交流センターで、クニコ先生による逗子でヨガ通常クラスが行われました。
ようこも参加してきましたので、このクラスで練習したことの中から、ジャーヌ・シールシャーサナについて整理したいと思います。

ジャーヌ・シールシャーサナの意味

アーサナの名前の響きから想像すると、勇気ある女性の名前な感じを受けますが、サンスクリットの意味を確認すると、人物名とは全く関係がありません。
(ジャンヌ・ダルクを連想するのは私だけでしょうか?)

アーサナの名前を単語に分解してみると以下のようになります。
ひざと頭の座法ってことですね。

サンスクリット
IAST表記
読み方日本語
Jānuジャーヌひざ
śīrṣaシールシャ
āsanaアーサナ座法

ですが、いざ取り組んでみるとひざと頭だけじゃないとっても複雑なアーサナだと感じます。

ジャーヌ・シールシャーサナの流れとやってみて感じること

では、ジャーヌ・シールシャーサナについて、ヴィンヤサのカウント順に、動きと呼吸とドリシュティ、そしてクニコ先生からクラスで受けたアドバイス等を記していきます。さらにようこがやってみて感じたことも記載しました。共感していただけるかなぁ。。。
前のアーサナのヴィンヤサから入るので、カウントは7からで、アーサナの状態は8と15です。

#サンスクリットIAST表記とカウント呼吸ドリシュティ(視線)
7sapta サプタInhaleへそ→額の中心
8aṣṭau アシュタExhale+5Br.足の指又は鼻の頭
9nava ナヴァInhale+Exhale額の中心
10daśa ダシャInhale鼻の頭
11ekādaśa エーカーダシャExhale鼻の頭
12dvādaśa ドヴァーダシャInhale額の中心
13trayodaśa トラヨーダシャExhaleへそ
14caturdaśa チャトルダシャInhaleへそ→額の中心
15pañcadaśa パンチャダシャExhale+5Br.足の指又は鼻の頭
16ṣoḍaśa ショーダシャInhale+Exhale額の中心
17saptadaśa サプタダシャInhale鼻の頭
18aṣṭādaśa アシュターダシャExhale鼻の頭
19ekonaviṃśatiḥ エーコーナーヴィムシャティヒInhale額の中心
20viṃśatiḥ ヴィムシャティヒExhaleへそ

7 sapta サプタ

息を吸いながら、アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向き犬のポーズ)からジャンプ・インしてダンダーサナ(杖のポーズ、長座の姿勢)になります。
はじめのドリシュティはへそです。

そして右ひざを曲げてアーサナへの準備に入るのですが、パターンがA、B、Cの3つあります。

A右ひざを右側に倒し、右足の裏を左太ももの付け根に近い方につけます。
BAの姿勢から右手を曲げてる右ひざの前に、左手を左のお尻の後ろに置いてお尻を床から浮かせ、右足の踵が肛門より少し前付近に位置する様に上体を前方にスライドさせます。
CAの姿勢から一旦右ひざを両手で抱え、右手を右足の下を通して右足の指を取ります。その右手で足を回転させながら足指をマットに降ろします。右足の踵はおへその近くに位置します。

このヴィンヤサの間、息を吸い続けます。
両手は伸ばした方になる左足を横からつかむか、出来るなら左足の向こうで左手首を右手でつかみます。
背筋は伸ばし、左右の座骨は出来るだけしっかりと床につけます。パターンBの時は実際には浮いてしまいますが、意識は床です。
この時のドリシュティは額の中心付近です。

このアーサナの準備は、一見簡単そうなAのパターンでも、実際に取り組むと難しいです。
クニコ先生からのアドバイスは、この準備段階において
曲げて倒した脚と伸ばした脚の角度は95度になるように意識すること
ついなんとなくこの姿勢をとると角度が90度以下になってしまい、股関節への働きかけが弱くなってしまうからです。
ようこの場合は、パターンAの場合は曲げた脚の股関節を外旋させることになります。
股関節への働きかけ方は個人差があると思うので、先生に指導を受けることをお勧めします。
尚、ようこはBとCの場合は足先に気がとられ、外旋・内旋どころではありません。パターンAが出来るようになったら、指導を受けようと思います。

また、これだけ色々準備することがあるので呼吸が苦しくなりがちです。
ようこはつい一呼吸入れてしまいます。
さらに次のカウントを聞きもらして、息を吸い続けて苦しくなることもあります。

8 aṣṭau アシュタ

息を吐きながら体を前に倒します。これがジャーヌ・シールシャーサナのアーサナ状態です。
ドリシュティは可能なら伸ばした足の指、難しければ鼻の頭です。
そしてそのまま5呼吸していきます。

動きとしては体を前に倒すだけなのですが、体の中で感じるものはとても複雑です。

伸ばした左足のかかとは前方に突き出しておかないと倒した体が安定しません。そして伸ばした左脚のひざから上の太もも前面を引き上げることで前屈が深まるようです。とはいえこれを自ら実践するのは難しく、ようこはクニコ先生からこのアジャストを受けました。

右足を曲げることで、股関節が左右に開いているので、伸ばした左足方向に体を倒すには左側に腰を捻る必要が出てきます。
右脇腹を伸ばすのに対して、左脇腹は縮ませる。
さらにお腹の中心はへこまさないと、つっかえて前に倒れません。
腹部は筋肉や骨だけでなく、内臓も動かす(様な感じの)複雑な動作なのです。

ようこにはこの状態で瞑想はまだまだ出来そうにありません。ですが、クニコ先生や上手な方のを見ていると、マットの上で体が薄く張り付いた感じでしっかり安定しているように見えます。体内で起きる様々な葛藤が鎮まってリラックス出来るのでしょうね。。。

9 nava ナヴァ

息を吸いながら体を起こして背筋を伸ばします。両手はまだ伸ばした左足をつかんでいます。
ドリシュティは額の中心です。
そして息を吐きながら、両手を体側に置きます。

10 daśa ダシャ

息を吸いながら足指、両足をクロスして体に引き寄せ、両手はよく伸ばした状態で体を持ち上げ、足をマットから浮かせます。ローラーサナ(ジャンプ・バック)の準備です。
この時のドリシュティは鼻。呼吸と姿勢と視線がまたまた大忙しです。
ようこはローラーサナどころか、足をマットから浮かすことが出来ません。
クニコ先生や練習生がフッと脚を浮かせているのをみていると、簡単そうに思えるのですが。。。

11 ekādaśa エーカーダシャ

息を吐きながらローラーサナ(ジャンプ・バック)で足を後方へ運び、チャトランガ・ダンダーサナ(肘を曲げた腕立て伏せのポーズ)に入ります。ドリシュティは鼻を維持します。

12 dvādaśa ドヴァーダシャ

息を吸いながら、ウルドゥヴァ・ムカ・シュヴァナーサナ(上向き犬のポーズ)へ入ります。
太陽礼拝でお馴染みのヴィンヤサです。ドリシュティは額の中心です。

13 trayodaśa トラヨーダシャ

息を吐きながら、アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向き犬のポーズ)へ入ります。
ここも太陽礼拝でお馴染みのヴィンヤサです。ドリシュティはへそです。

14 caturdaśa チャトルダシャ

アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向き犬のポーズ)からジャンプ・インしてダンダーサナ(杖のポーズ、長座の姿勢)になります。そして、7の左右逆の動作を行います。ドリシュティはへそから額の中心へと移していきます。

左足の裏を右脚の太ももによく付ける
左足の踵の位置に注目
左足の指を怪我しないように注意

15 pañcadaśa パンチャダシャ

8と同じです。息を吐きながら体を前に倒します。これがジャーヌ・シールシャーサナのアーサナ状態です。
ドリシュティは可能なら伸ばした足の指、難しければ鼻の頭です。
そしてそのまま5呼吸していきます。

16 ṣoḍaśa ショーダシャ

9の左右逆のバージョンです。
息を吸いながら体を起こして背筋を伸ばします。両手はまだ伸ばした左足をつかんでいます。
ドリシュティは額の中心付近。
そして息を吐きながら、両手を体側に置きます。

17 saptadaśa サプタダシャ

10と同じく、息を吸いながら足指、両足をクロスして体に引き寄せ、両手はよく伸ばした状態で体を持ち上げ、足をマットから浮かせます。ローラーサナ(ジャンプ・バック)の準備です。
この時のドリシュティは鼻です。

18 aṣṭādaśa アシュターダシャ

息を吐きながら、ローラーサナ(ジャンプ・バック)で足を後方へ運び、チャトランガ・ダンダーサナ(肘を曲げた腕立て伏せのポーズ)に入ります。
ドリシュティは鼻を維持します。

19 ekonaviṃśatiḥ エーコーナーヴィムシャティヒ

息を吸いながら、ウルドゥヴァ・ムカ・シュヴァナーサナ(上向き犬のポーズ)へ入ります。
太陽礼拝でお馴染みのヴィンヤサです。ドリシュティは額の中心です。

20 viṃśatiḥ ヴィムシャティヒ

息を吐きながら、アド・ムカ・シュヴァナーサナ(下向き犬のポーズ)へ入ります。
ここも太陽礼拝でお馴染みのヴィンヤサです。ドリシュティはへそです。
そして次のアーサナへと続きます。(Cまで進んだ次はマリーチアーサナAですね)

まとめると、ふぅ〜、なかなか忙しいアーサナです

今回は、クラスで学んだジャーヌ・シールシャーサナについて整理しましたが、まだまだし切れていないと感じています。
そもそも今回記述した内容はようこの超初心者視点なので、他の逗子でヨガ練習生にとっては物足りない内容かなぁ。。。
ヴィンヤサやアーサナ、ドリシュティについては共通(のはず)なので、もはやようこの備忘録でしかないですし、ようこが受けた指導や自身で感じたことは、ほかの練習生には当てはまらないこともあるかもしれません。
練習生の皆様が感じたことも知りたいなぁと思いました。そして、明らかな間違いがあれば、ぜひご指摘いただけたら嬉しいです。

クニコ先生は各練習生のレベルや状態に合わせて丁寧にアジャストしてくださるので、是非指導を受けることをお勧めします。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。

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